介護の仕事ではじめについたのは訪問入浴でした。
資格のない状態で働けるところはなかなかなく、やっと見つけたのが訪問入浴でした。
面接に行き一日体験をして、そのまま押し切られるように入社となりました。
訪問入浴
訪問入浴は在宅介護をされている方で入浴が難しい方の
自宅に浴槽を持って訪問して入浴していただきます。
入浴できない状態はいろいろありますが、
寝たきり状態の方が多く老人だけではなく、
障がい者の方もいらっしゃいます。
訪問入浴は給湯設備の備わった車で
浴槽などの入浴に必要なものを持って
ご自宅に伺い入浴していただきます。
オペレーター・ナース・ケアスタッフの3人で訪問します。
オペレーターは車の運転、機械操作と浴槽の運搬やご利用者様の抱き上げての移動など
力仕事が多いため男性が多く担当しています。
ナースはバイタルチェックと体調確認、衣類の着脱などをします。
ケアスタッフは浴槽の設置や片付け等雑務を行います。
また、ナースの衣類の着脱の手伝いもします。
髪や体を洗うのは3人で協力して行います。
(会社によってスタッフの動きに違いはあるかもしれません。)
私はケアスタッフとして勤務していました。
介護職なんて無理と思っていた私です。
はじめはわからないことだらけで何をしても先輩にダメ出しばかりでしたが、
先輩やご利用者様、ご家族様にいろいろなことを教えていただきました。
訪問入浴はご自宅に伺っての介助ですので難しいことも多いのですが
気持ちよさそうなご利用者様の顔をみたり
寝たきりで血行が悪くなり状態も良くなかった皮膚が
清潔になり温まったことで血行の良くなり皮膚状態も良くなっていくのを見るとうれしくなり、
介護職に対する考え方も変わりました。
介護の仕事を続けてみようと思い、まずはヘルパーの講習を受けようと思ったのですが
朝7時から夜9時まで週5~6日の勤務では
講習を受ける時間を取るのが難しく一度退職して受講しました。
受講する中でほかの介護の仕事にも興味を持ち
訪問入浴には戻らずに派遣会社に登録することにしました。
派遣会社からは病院の看護助手、特別養護老人ホーム、グループホーム、介護付き有料老人ホーム、
1日単位のスポットでデイケアの入浴介助やサービス付き高齢者住宅の夜勤などをしてきました。
その後、小規模多機能介護と重度障害者訪問介護を社員として勤務しました。
いろいろなところでたくさんの方に接したことでたくさんの勉強ができました。
今は重度障害者の自薦ヘルパーをしています。
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